文化祭当日
「・・・・ん、、、ふあぁぁ・・・・朝・・・か・・・・ん?」
「スーーーー・・・・・・スーーーー・・・・・・」
「フフフフフ、、、これは、、、チャンスじゃないか、、、」
「スーーーー・・・・・・スーーーー・・・・・・」
「ぇぇぃ・・こないだのおかえしだぁ・・ほっぺたつっついちゃれ、、」
ツンツンツン
プニップニップニッ
「ぅ・・・・・ぅぅん・・・・・・・・スーーーー・・・・・・」
「お、、まだおきないなぁ・・・これはいいぞぉ・・こんどは・・・つまんでやるか♪」
ムニィッパッ・・・ムニィッパッ・・・
ムニュゥップルン♪ムニュゥップルン♪
「ん・・・・んん・・・・ぅうん♪、、、、、、、んぁ、、、」
「お?おきたなぁ、、おはよ」
「ぅぅ、、おはよぉ、、、お兄ちゃん・・・なぁに?・・なんだかちょっとほっぺがいたい、、、」
「ハッハッハ可愛いねがおしてるじゃないの♪」
「え?ええ!!?み、、みてたのぉ?」
「フッ、、こないだのお返しだよ♪」
「やぁん・・なにするのぉ、、、はずかしいよぉ、、、、」
「なぁにいってんだぁ?おまえだってこないだやっただろ?」
「う・・そうだけどさぁ、、、」
「だから俺もおまえの寝顔を拝んでやっただけだよ、ほら、いつまでもフニフニいってないで
起きるぞぉ!」
「はぁい、、、、」
フフフ・・・ついにやってやったぜ、、みたか!・・あの悔しそうな顔と言ったら、、、
でも・・ちっともイヤそうじゃなかったな、、、チッ、、、まぁいい、今日は、、、
文化祭かぁ、、、面白くなればいいなぁ・・・
「おはよう!さぁ、ごはんですよぉ、、ささ!すわってすわって」
「いただきまーす」「いただきまぁす♪」「いただきます」「いただきまぁす」
「ん?どうしたんだ?おまえたち、なんだか今日は嬉しそうじゃないか、なにかあったのか?」
「いや、なにかあったんじゃなくて、これからあるんだよ、」
「あのね、あのね♪きょうはね!お兄ちゃんの学校の文化祭なんだよ!それでね、それでぇ♪
いっしょに連れてってもらえるんだぁ♪」
「あらあら、それはよかったわねぇ♪お兄ちゃん、ちゃぁんとエスコートするのよぉ♪」
「ハッハッハお暑いねぇお二人さん!初デートかい?いってこい、いってこい!
たっぷり楽しんできなさいよ!」
「うん♪!!」
「ぅ、、何いってんだよ、、、父さん、、母さん、、そりゃあ楽しんでくるけどさぁ、、、
そんなこっぱずかしいこと大声で言うなよ、、」
「ハァッハッハッハいいじゃないかぁ!ほら!いってきなさいな」
「ああ、、いってくるか、、、ほら、用意するぞ」
「はーい」
ふぅ、、何を言ってるんだ、、この夫婦は、、なんて恥ずかしいことをボリューム大でいってくれるんだ、、
まったくもう、、、、、ああ、、恥ずかし、、、顔真っ赤っかだよ、、、
「お兄ちゃん!お兄ちゃん!何もっていけばいいかなぁ?」
「ああ、おまえは手ぶらでいいよ、金は心配すんな、俺が全部払ってやる!どんとまかせとけ!」
「うん!じゃぁ、、じゃあどんな服着ていけばいいかなぁ?、こんなのどうかなぁ?
おかあさんのお下がりなんだけど、、、」
「うわぁ!・・・お、、おい、、そんなビラビラしたのきてくなって、、」
「ん〜〜、、、じゃあやっぱこれでいいか、」
「そうそう、そういうふっつーのカッコでいきな、できればスカートもはくんじゃないぞ、、」
「え〜〜?なんでぇ?」
「おいおい、、、これから人混みの中に飛び込むつーのにあんなうごきずらいかっこじゃつらいだろ?」
「チェッ、、可愛いのに、、、」
「はいはい、ウダウダ言ってないでほら、俺は用意できたぞ!」
「う、、もうちょっとまってぇ、、今着替えるから、、」
「ンじゃ俺玄関でまってるからな」
「ぅ、、うん、、わかった、ほんとに、ちょっとで終わるからね」
「ハイハイ、」
ふぅ、、、あんあんビラビラやヒラヒラだったらこっちが恥ずかしいわい、、
どうしてああいうカッコをしたがるかなぁ、、誤解されたらどうすんだ、、
っていうか、、、誤解もくそもあったモンじゃないか、
兄と妹だもんな、何いらん心配しとんだおれは、、、
トットットットットッ・・・・・・
「お?きたきた・・」
「お、、おまたせぇ、、フゥ、、、」
「いいぞぉ、ちゃんとズボンはいてきたな?よかったよかった、これで俺も安心して
つれていけるってもんだ」
「なにさぁ、そのいいかた、まぁいいや、そんなことよりも!はやくぅ!いこいこ!」
「おう!じゃ、いってきま〜〜す!」
「いってっきまぁ〜〜す!」
「いってらっしゃい!楽しんでこいよぉ!」
「いってらっしゃぁい♪たっぷり楽しんでいらっしゃぁ〜〜い」
ふぅ、、、やっと家を出たか、、、あとは、、、学校行けるまでに
無事に、、つければ、、
タタタタタタタタ・・・・・・
「げ、、、きた、、、」
「え?なにが?」
「いよう!お二人さん!お暑いねぇ♪今日はデートかい?」
「何おまえまでうちの親と同じようなこといってんだ、、、」
「だってもう、、ねぇ?」
「あん?なにいってやがる、、」
「ハッハッハ!きにすんなって!」
「そういえば、、おまえはこんな所で油うってていいのか?おまえはなんか役目があるだろう?」
「おっと!そうだった!おれは、、、劇だ!俺はシンデレラで、、最後の脇役のあれだ、
ガラスの靴もってくる人だ、、もうちょっと目立つ役が良かったんだけどなぁ、、
ま、ちゃんと見てくれよ!精一杯がんばるからな!んじゃ!」
タタタタタタタタ・・・・・・
「いつ見てもうるさいヤツだ、、そうか、、演劇もあったなぁ、、見てくか?」
「うん!みてくみてく!いいなぁ、、お兄ちゃんもでれば良かったのに、、」
「何いってんだよ、、その時期は俺はいなかったんだから、、」
「そっか、、、じゃあ仕方ないか、、、あっ!そろそろつくね」
「そうだな、、、」
「今日は楽しくなるといいね♪」
「そうだな、、今日一日棒に振らないよう思いっきり楽しもうな!」
「うん!」
もうちょっとで学校かぁ、、そういえば、、、いまは、、、、8時半位か、、、
開演はだいたい九時くらいだったから、、、、、こいつにはちょっとまってもらうことになるかな、、
まあいっか、ちょっとした留守番くらいできるべ、あたりまえだな、お、ついたついた、
「んじゃあ、開演は九時からだから、一般は九時入場だな、俺らは生徒だからちょっと先に学校に
はいって集会があるから、少しの間まっててくれよ、」
「うん!いってらっしゃい!」
「おう!」
さてと、、、あとは、、集会を聞き流して、、さっさと迎えに行ってやんないとなぁ、
ふぅ、、、、、たっぷり楽しむぞぉ、、
・・・・・・・約三十分後
終わった終わった、さ・て・と、あいつを迎えにいくか、
ワイワイ・・ガヤガヤ・・
「お〜〜〜〜〜い!!!こっちだ!こっち〜〜」
「あ!おに〜〜ちゃ〜〜〜ん!!まってたよぉ〜〜〜!!」
パタパタパタ・・・
「ハハハ、おいおい、、いきなり突進してくるなよ、おっし!じゃあいくか!」
「うん!」
「まずは何からいく?演劇は十一時からだからまだちょっと時間があるから、、いろいろ見て回れるぞ、」
「う〜〜ん、、、お兄ちゃんに任せるよ♪どこにでもついていくよ」
「そうか?う〜〜んと、、、じゃあ、、、まずは、、お化け屋敷にでも行くか、、」
「うん♪」
それからは、、、お化け屋敷に行ったあと、、、喫茶店でちょっと息抜きをした、
「いやぁ、、、まさかあそこまで怖がるとはなぁ、、脅かし役の奴らもさぞ脅かしがいがあっただろうなぁ、
フフフ、、、まったく、思い出すだけで笑いがこみ上げてくるよ、、あんなとこで
いきなり抱きしめられて背骨が折れるかと思った、、」
「んもぅ、、恥ずかしいなぁ、、、速く忘れてよぉ、、だってぇ、、、スッッゴイ!!
ビックリしたんだもん、、、しかたないじゃない、、ああ、、思い出しただけで
顔真っ赤だよぉ、、」
「ハハハハ・・つぎは、、どこにいこっか、、だいたいあと一時間半あるけど、、」
「もうちょっとここでゆっくりしていこ、、ね?いいでしょ?」
「ああ、まぁそりゃあな、、んじゃあ、、あと三十分くらいゆっくりしてっか、」
「うん、もうちょっとお兄ちゃんとおはなししてたいしね、」
「ん?なにかいったか?」
「ううん、なんでもないよ、フフフ・・・」
「なにがおかしいんだぁ?へんなやつ、、」
「ヘヘヘ、へんで結構ですよ〜〜♪」
なんだかなぁ、、、、、、ま、いっか、もうちょっとゆっくりして、、
そのあとは、、演劇の会場をチェックして他の所に行くか、、、
それにしても、、、さっきは思いっきり抱きつかれちゃったなぁ、、痛かった、、
背骨がポキポキいったよ、、、ま、全然許すけど、
ちょっと嬉しかったかも、、フフフ、、おっかしい、角からお化け役が
布かぶって現れただけで大声でキャーーキャーー叫ぶんだもん、、、
脅かし役の方がビックリしてたよ、、そのあとはずっとフニフニいいながら
抱きついて離れなかったな、、おっと、さ・て・と、、そろそろだな、、
「おい、そろそろだな、」
「うん、じゃあいこっか、、」
「おう、まずはとりあえず演劇の場所を確認しに行くか、」
「うん、」
トコトコトコ・・・パタパタパタ・・・
「たしか、、、、校門前の、、、広場だったと思ったけど、、お、やっぱり、ここだここだ、」
「うわぁ!おっきいステージだねぇ、」
「まぁな、、うちの学校の名物みたいなモンだからな、」
「お〜〜〜い、お〜〜い!!そこのおまえ!ちょっとこっちきてもらえるか〜〜」
「へ?なんだろ、、へ〜〜〜い、なんですか〜〜?せんせ〜〜」
タッタッタッタ・・・
「ちょうどいいとこにきた、おい、ちょっと助けてもらえないか?」
「え?なにをです?」
「それはだなぁ、、ちょっと劇の役のヤツがきゅうきょ来れなくなってなぁ、、
だから、、おまえに変わって欲しいんだが、、だいたい背丈も同じだし、」
「はぁ、、、そのやくってなんですか?たしか、劇はシンデレラでしたよね、、」
「そうなんだけど、、、めちゃめちゃ重要なやくなんだよなぁ、、」
「で?なんなんですか?」
「王子やくなんだよ、、たのむ!ひとつここは変わって演じてくれないか!
王子がいないと劇は中止になってしまうんだ!・・・そんなことになったらいったいどうなることか、、」
「えっと、、、、、、え、、、王子って、、、うぅ、、、」
「お兄ちゃん!やってあげなよ!これは人助けだよ!」
「そうだけどさぁ、、、なんて言うか、、恥ずかしいし、、」
「そんなこと無いよ!お兄ちゃんの王子様見てみたいし、、かっこいいと思うよ!」
「う、、、で、、でも、、、」
「やっぱりだめなのか?・・・」
「ほぉら!・お兄ちゃん!」
「うぅ、、わかった!分かりましたよ!やりますよ!でも、、一時間以内に覚えられるかなぁ、、」
「その辺は大丈夫だ!少しくらいアドリブ入れたって全然かまわん!ささ!こっちだこっちだ!
お嬢ちゃんもくるかい?練習見学でもどうだい?」
「え!?いいんですか?やったぁ!おにいちゃん!がんばってね♪」
「う、もうこうなったらやけだ!やってやるぜ!」
とはいったものの、、かなり不安だ、、正直言ってあんまり自信がない、、
でも、もうここまできたらやるっきゃない!がんばるぞぉ!
まずは台詞を覚えなきゃいけ無いなぁ、ん?なんだ、結構簡単じゃないか、
あんまり台詞ないんだなぁ、、よし、これなら行けそうだ、、あ、、でも、、
ダンスシーンがあるんだった、、、うう、、、あとはアドリブしか無いなぁ、、
あ、でも、、シンデレラ役に任せちゃおう、そうしよっと、
よし!そろそろ開演だ!やるぞぉ!
ブァーーーーーーーーー!!!!
みなさま、まもなく演劇、シンデレラが始まります、是非観覧していかれてください、
それでは、シンデレラ、はじまりはじまり〜〜
・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・・・
(う、、そろそろ俺の出番だ、、あいつも観てるのかぁ、、うう、、、緊張してしまう、、
いやいや!緊張してる場合じゃないぞ!よし!いくぞ!)
王子様のおな〜〜り〜〜
カツカツカツ・・
「本日はわたしのためのパーティーに集まってもらってありがとう!
どうぞごゆっくり楽しんでいってください!、、、、、ん?そこの美しいあなた!
わたしといっしょに踊っていただけますかな?」
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
ふぅ、、おわったぁ、、、かろうじてミスもしなかったし、、、やかったよかった
「ブラァーーーボーー!!!いやぁ!よくやってくれた!お客さん達も大満足だぞ!
ほら、小さいお姫様が迎えにきてるぞ♪王子様!」
「な、なにいってんですか、、」
「お兄ちゃ〜〜〜〜〜ん!!かっこよかったよぉ〜〜!!」
「うわっ!!、、、ハハハおいおい、、いきなり抱きついてくるなよ、、
危ないだろ、、どうだった?俺の演技は?」
「すっごいよかったよ、凄くかっこよかった!あのダンスの時なんてもう、、
シンデレラ役の人が羨ましかったよぉ・・・・」
「ハッハッハ喜んでもらって良かったよ、」
「じゃぁな!今日はご苦労さん!どうもありがとう!どうだい?部活やってないんだったら
今度うちの演劇部にでもはいってみたら・・」
「いえ、遠慮しときます、」
「そうかい?それは残念だ、それじゃあな!妹さんを大切にするんだぞ!最後まで君だけを
みててくれたんだからな!」
「ハハハ、、、それでは、」
ふぅ、、何はともあれ、結果オーライってやつだな、、ふう、疲れた疲れた、
「ふぅ、、、、なんかつかれたなぁ、もう帰るかぁ?」
「うん、もういいよ、ああ、もう♪、、うん、もう満足したよぉ」
「ん?なんだぁ?」
「え?もういいよって、かえろ♪」
「そうだな、今日はもう帰るか、今日は楽しかったかい?俺は楽しかったぞ」
「うん!!♪スッッッゴク楽しかったよ!また来年もこよーね♪」
「そうだな、また来年も、」
ダダダダダ・・・・・・
「よぉ!オイオイ、まさかおまえが王子役になって現れるとは思わなかったぞ!
いったいどういう風の吹き回しだ!!?」
「それはだなぁ・・」
「お兄ちゃんがたまたまとうりかかったら演劇の先生に役者がいないから代わってくれってたのまれたんだよ
それでボランティアしたんだよ♪」
「まぁ、、、な、そんなかんじだ、、」
「いやぁもう、何目立ちまくってんだよコノォ憎いねぇ・・、ライバルが増えちゃうじゃないか、
ねぇ、お嬢ちゃん、」
「な、、なにいってんだよ、、」
「大丈夫!負けないから!」
「ハッハッハいいぞぉ!そのいきだ!んじゃな!またな!」
ダダダダダ・・・・・・
「ふぅ、、、なんなんだ?あいつは、、」
「フフフ、いつもながら面白いね、」
「おっと、もう家か、」
「ただいま〜〜〜」
「ただいまぁ〜〜♪」
「お帰り!さぁ、食卓へきなさい、」
「は〜〜い」
「ハイハイ、今できましたよぉ、ささ、たべましょう」
「いったっだっきま〜〜す」「いただきまぁす♪」「いただきます」「いただきまぁす」
「で、どうだった?文化祭は、」
「たのしかったぁ?」
「ああ、楽しかったよ、たっぷり疲れたしな」
「あのねあのねぇ、今日はお兄ちゃんがねぇ、あのね、なんと王子様になたんだよぉ♪
すっごくかっこよかったよぉ♪」
「あらぁ、それは良かったわねぇ、いいなぁ、私も見てみたかったなぁ」
「ハッハッハわたしもだ、いったいどれくらいかっこよかったんだろうなぁ」
「もうすっごくかっこよかったんだからぁ♪もうことばではいいあらわせなおよぉ♪」
「あらあら、もうすっかり夢の中ねぇ」
「ハッハッハ惚れ直されたなあ王子様」
「な、、なにいってんだよぉ、、、からかうなよぉ」
「ハッハッハ・・」「ウフフフフ・・」「エヘヘヘ・・・」
「アッハッハッハッハ・・・・」
「ごちそうさま〜〜、俺風呂はいってくるわ、」
「ハイ、いってらっしゃいな」
・・・・・・・・・はぁ、、、
こっぱずかしすぎる、、ま、たまにはいっか、
「・・・・・・・っふぅ・・・・」
チャポン、、
「今日一日の疲れがとれるぅぅ、、ああ、、、身体がとろけるようだぁ、」
「ああ、、、気持ちいいなぁ・・・・・」
「・・・・・・・・・・・」
チャポン・・・・
ガチャッ!!
「おにいちゃ〜〜ん!背中流しにきたよ〜〜」
「うわぁ!!な、、な、、、なに、、い、いったいなにをしてるんだぁ!!?」
「なにって?背中流しにきただけだよ、あ、めんどくさいからこのままお風呂はいってくね♪」
「いや、、そうじゃなくて、、まえ!前隠せ!まえ!」
「え?やだなぁいいじゃん、見てへるもんじゃなし」
「だからぁ、、そういう問題じゃなくってだなぁ、、、、」
「いいじゃんいいじゃん、じゃ、おじゃましま〜〜すっと」
ジャボッ
「うわ!い、、いきなり入ってくるなよ!せ、せまいんだから」
「えへへ、ほら、お兄ちゃんも逃げないでもっとこっちこっち」
「イヤ、、こっちってあんた、何考えてんだか、、」
「なぁに?何か問題あるわけ?」
「ぅぅ、、、もういいですよ、、、今からあがって風ひかれても困るし、、、」
「じゃあきまりだね♪フフフ、お兄ちゃん可愛い♪」
「な!なにいってんだよ!」
「ほらまたぁ、もう真っ赤だよぉ?」
「ッ〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・・・」
「ふふふ、じゃあ背中流してアゲルからあがってあがって」
「う、、、い、、いいのか、、な、、何も隠すものが、、ないんだぞ、、、」
「あ、いいよ、全然きにしない、見られたくないの?」
「まぁ、、そりゃそうだけど、、」
「わかったわかった、見ないから安心して、ほら、めつぶっててあげるから、はやくあがって」
「う、、わかったよ、、、」
ザバァ
「ほら、あがったぞ、もうすきなだけ流してくれ、、、」
「言われなくても流しますよ〜〜よいしょっと」
ゴシゴシゴシゴシ・・・・
「ああ、そこそこ、なかなかいいじゃないか、、」
「ヘヘヘ、そぉ?」
ゴシゴシゴシゴシ・・・・
「ああ、もうその辺でいいよ、ありがと、」
「じゃあ次はまえいこっか」
「な、、何いってんだよ!それだけはダメだ!絶対に!」
「チェッ、つまんないの」
「その代わり、ほら、おまえも俺が振り向かないうちに早くうしろむけ、」
「え?なんで?」
「お礼におまえの背中も流してやるよ、」
「そう?ありがと、はい、むいたよ、うしろ」
「良し、じゃあ行くぞ、」
ゴシゴシゴシゴシ・・・・
「ウヒャァ!くすぐったいよぉ、」
「我慢しろって、あんまり強くやると痛いだろ、」
ゴシゴシゴシゴシ・・・・
「ふぅ、、いいかんじいいかんじ、もういいよ、ありがと、」
「そうか、それじゃああとは自分でやってくれ、」
「え〜〜?前も洗ってよぉ」
「な、、、!何いってんだよ、甘えるんじゃない!ていうかそういう問題じゃないし、、とにかくダメ!」
「は〜〜い」
ゴシゴシゴシゴシ・・・・
ゴシゴシゴシゴシ・・・・
ゴシゴシゴシゴシ・・・・
ゴシゴシゴシゴシ・・・・
ジャ〜〜〜ガシュガシュガシュ・・・・
ジャ〜〜〜〜〜〜・・・
「ふう終わった、」
ジャボン
「わたしも終わったよ」
ジャボ
「・・・・ふぅ、、、じゃ、俺先にあがるわ、」
「あ、わたしもあがる」
ガチャ
「さてと、、、湯冷めしないようにしっかりふくんだぞ、」
「うん、わかってるよ♪」
ゴシゴシゴシゴシ・・・・ゴシゴシゴシゴシ・・・・ゴシゴシゴシゴシ・・・・
「さてと、、おわったおわった」
「ねぇおにいちゃん」
「ん?なんだ?」
「背中にてが届かないんだ、悪いけどふいてくれない?」
「はいはい・・」
ゴシゴシゴシゴシ・・・・
「ほら、これでいいだろ、」
「うん、ありがと」
「じゃさっさと歯磨いて着替えて部屋行くぞ」
「は〜〜い」
ふぅ、、、一時はどうなることかと、、
なんでまたスッポンポンで人が風呂はいってるときいきなりはいってくるかなぁ、、
やめてほしいよ、、まったく、
「おやすみ〜〜」「おやすみなさぁい」
「おやすみ」「おやすみぃ〜〜」
トトトトト・・・
ガチャ・・バタン・
「さて、、いきなりだが俺は非常につかれた、きょうは悪いけどいきなり
横にならしてもらうけどいいかな?」
「うん、いいよ、いっしょに横になってお話しよ、」
「ああ、まあいいよ、、」
バサァ・・パフ
「フフフ、今日のお兄ちゃん、ほんとにかっこよかったよ」
「またそれか、、、もうよしてくれ、、結構恥ずかしかったんだぞ、、」
「全然かっこよかったよ、もう、とろけちゃいそうだよぉ♪」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「ねぇ、お兄ちゃん」
「ん?」
「チューして」
「は?なにいってんだぁ?」
「いいからぁ、はやくぅ♪、、ん・・・・」
「え、、その、、あの、、、うぅ、、、」
「はやくぅ♪・・・・」
「ええい!もう!」
チュッ
「え〜〜〜!!?なんでおでこなのぉ?」
「それで十分だろ、、」
「うぅ、、、グス、、ひどいよぉ、、本気なんだよぉ、、、グス、、、」
「う、、しょうがないなぁ、、もっかいめぇつぶれ、」
「えへ♪ありがと、ん・・・・」
チュッ
「えぇぇ!!?、、なんでぇ、、こんどはほっぺぇ?」
「いいだろ、先よりはまともだぞ」
「うぅぅ!もう!なんなんだよぉ!じれったいなぁ!・・・・えい!」
チュッ!
「うぐぅ!!」
「ん〜〜〜〜〜」
「う〜〜!!う〜〜!う〜〜・・・」
「ん・・・・んん・・」
「う・・・・・・・・・」
「ぷは!ああ、これがキスかぁ」
「ハァ、、ハァ、、ハァ、、、、」
「あぁやっぱりいいねぇ」
「はぁ、、はぁ、、何一人で盛り上がってるんだよ、、、ハァ、、ハァ、、」
「いいじゃない、お兄ちゃんだってはじめてでしょ?」
「ま、、まぁ、、そうだけど、、、っじゃなくてぇ、、、なんでいきなりこんなことを・・・」
「いいじゃん、ほんとにしたかったんだから、ちゃんとしたりゆうでしょ!?」
「う、、まぁ、、そうだけど、、本当におれでよかったのか?」
「お兄ちゃんじゃなきゃダメだったんだよぉ!」
「・・・・なんでだ?」
「だって、、」
「だって?」
「だってわたし!お兄ちゃんのこと大好きだもん!」
「え?・・・・・」
「お兄ちゃんは・・わたしのこと・・きらい?」
「う、、きらいじゃ、、ないけど、、」
「もっとはっきりいって!」
「う、、、じゃあ、、いうぞ、、」
「はやくぅ」
「俺も、、好きだよ、」
「え?・・・ほんとに?」
「ほんとだよ、」
「やったぁ!うれしぃ!」
「ハハハハハ・・・・」
「エヘヘヘヘ・・・・」
なんだかんだ言って、やっぱりこうなってしまったか、
最初から何となくだけどこうなる気がしたんだ、、
まったく、いくら血がつながってないからっていって、、これはまずいんじゃないかなぁ、、
でも、お互い好きなんだからもう後戻りはできないよなぁ、
これからは、、、こいつといっしょに、、新しい思い出をいっぱい作る番だな、
今までいっぱいおもいでをくれて、最後にこんな素敵な出会いを残していった
あいつに感謝しないとな、ありがとう、君のおかげで、俺は新しい出会いを見つけ、
こうしてしあわせになることができた、まだまだこれからやらなきゃいけないことはいっぱい
いっぱいあるけれど、それもまた辛くても乗り切れる気がする、
最後に、友よ、ありがとう、そして、安らかに・・・・
fin
一応これで完結です(^−^ )
BBSに感想を書いてくれるとうれしいです
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