あなたは、ソコにあるべきものが当たり前だと思ってませんか?
もしも、、目を閉じて、もう一度目を開けると、そこは今までと変わらない
光景が浮かんでいなかったとしたら、、、
主を失った蜘蛛の巣はどうなるのだろう?
肉体を失った魂は何処へ行くのだろう?
あの丘の向こうはどうなているのだろう、、
このドアの向こうは、、本当に、いつもの、、、あの場所につづいているのだろうか、、、、

ジリリリリリリリリリ・・・・・・・!!!
「う、、、ぅぅうう、、、あ、、朝かぁ、、、、」
カチッ
俺の名前はアキラ、最近なぁんにも面白いことがない、、、特になんの取り柄もない
中学二年生だ、今日もいつもの時間に目が覚めた、、また、いつものように一日が過ぎていくのだろう、、
「さぁて、、下に行くか、、、」
そして、、、いつものように、この、俺の部屋のドアにてをかけた、、、
カチャ・・・キィ、、、

その瞬間、、おれは、、言葉を失ってしまった、、、

「・・・・・ぇ・・・な、、なんだよ?・・これ・・・」
なんと、、ソコには見慣れたはずのいつもの光景はなく、
何処までも暗い、10センチ先も見えないくらいの闇に包まれていた、、
「う、、うそだろ?・・だって!う、、うしろは、、いつもの俺の部屋なのに!!?」
そう、、俺の後ろは、何度振り返ってもいつもの俺の部屋、何一つ変わっちゃいなかった、
「な、、何かの間違いなんだよな、もう一度ドアを閉めてみよう、、、」
バタンッ
「ふぅ、、、じゃあ、、もういっかい、、、」スーハー
キィ・・・・
「や、、やっぱり、、暗い、、、、」
と、、その時!!!
「な?なんだなんだ!!?か、風が、、、」
ヒュ〜〜・・・・・
「・・・クッ!!・・だ・・だんだん強く!」
ビュオォォォォ・・・・!!!
「うわぁ!す、、吸い込まれる!!!いやだ!いってたまるか!!」
俺は何かものにつかまって必至に抵抗しようとした、、
でも、、何を掴んでも、、全てその闇の中に吸い込まれていってしまった、、、、
「う、、うわぁぁぁ・・・・・・・・・」
とうとう俺も吸い込まれてしまった、、、その瞬間、、、意識が、、、遠のいて・・・・


「ぅ・・・こ・・ここは・・そうだ・・おれは・・あのあと、、ひきずりこまれて、、、」
まだソコは深い闇の中だったんだ、、、
「あ、、あれ?でも、、なんで俺に俺が見えてるんだ?手も、足も、、なんで見えるんだ?
 こんなに周りが暗いのに、俺だけが、、」

『・・・・キ・・・・・・アキ・・・』

「??」

『アキラ・・・あなたは見ようとしてないの、、、」

「え?どういうことだ?ッていうか、、あんたは誰だ!!?」

『見たいと思いなさい、、あなただけが見えるのは、あなたはまだ自分を見失ってない証拠、、、
 強く願うのです!そうすれば、全てはみえる、、、」

「こ、、こうか?ぬぬぬぬぬ・・・・・」
その瞬間
パァァ・・・
「ん?み、、みえた?で、、でも、、ここは、、いったい何処なんだ?」

『できましたね、それができたのならあなたはもう大丈夫です、、、
 自分を信じなさい・・・そうすれば・・・・・・・」

「お、、おい!どうしたんだよ!おい!!お〜〜〜い!!!!!」



『・・・・・・・・〜〜〜ぃ・・・・」
『・・・・おい・・・お〜〜〜〜い!!!!!」

「んわぁ!!?」

『やっとおきたわね、あなた、大丈夫?いきなり目の前に倒れてくるんだもの、、、
 ビックリしちゃったじゃない、、、ちょっと、、あなた!きいてるの!!?」

「ん・・あ・・あぁ・・こ、、ここはどこだ?」

『ここはね、あなたの住んでいた世界とは違うの、あなたの住んでいた世界は、、、』

「ん?おれにすんでたせかいが、、どうしたんだ?」

『いい、、よくきいて、おどろかないでね、、、これは事実なのよ、、でも、、
 驚かないのは無理でしょうけど、、、』

「いから早く言ってくれ!俺の住んでた世界がどうしたって言うんだ?」

『もうあなたの住んでた世界はないの、、、ついさっき、消えたわ」

「はぁ!!?い、、いま、、なんて??」

『ふぅ、、、もうあなたの住んでた世界はないの!消滅したの!!」

「・・・・・う・・うそだろ?・・・」

『本当よ、これは紛れもない事実なの、さっきね、あなたの住んでたせかいが
 黒い影に包まれたの、その影が晴れたと思ったら、、もうソコには何もなくなっていたの』

「そ、、、そんな、、、、」

『これからどうするかはあなた次第よ、私はなんでこんな事になったのか原因を探るわ、
 あなたはどうする?ここに残る?」

「いや、、俺もいっしょに探すよ、、、ここにいたって、、始まらないしな、、、、」

『えらいわ!それでこそ男よ!私の名前はハミル・グレイシー、ハミルってよんでちょうだい』

「わかった、俺の名前はアキラ、よろしくな!ハミル!」

『ヨロシク!アキラ!でも、今日のところはひとまず休みましょう、ここは私のうちよ、
 闇雲に動いてもしょうがないわ、しばらくここに泊まっていいわよ、
 どうせいくとこもないでしょう?ま、あたりまえだけどね』

「わかった、しばらくやっかいになるとするよ、」

なんだか良く分からないけど、、、俺の住んでたせかいが無くなってしまった、、
このままじっとしていてもしょうがないんで、、とりあえずなんで消えたかの原因くらいは
しっておきたいとおもう、、、このまま訳の分からない世界で一生暮らすのはイヤだ、、
でも、、そうなってしまうかもしれない、、、なぜなら、もうあの世界は消えてしまったんだから、
無くなった原因が分かれば、もしかしたら、直すほうほうも分かるかもしれない、、、
そしたら、、、元の生活に戻れるかもしれない、
そもそもあのとき俺は一度死んだようなもんだからな、、、
これからどんなことがあってもウダウダ言ってられそうにもないな、、、
今ここに生きてるだけでも有り難いってもんだ、
そういえば、、あの夢はなんだったんだろう、、、というか、、夢だったのか?
いったいアレはどういう意味だったんだろう、、
わかんないや、、、とりあえず今日はもうねよう、
明日から忙しくなりそうだ、、、、


つづく

ちょっと本格的になってきましたね、、
でもこれあんまりストーリー考えてなかったんでちょっと駄文気味です(^−^;)
それに無駄に長いですけど、是非最後まで目を通してやってくださいm(_ _)m

それと、ごく一部お気づきの方もいるかとおもいますが、、、、
実は、この物語の主人公、名前考えるのめんどくさくって
他のところで使ってるHNそのままなんですよ、、(−。−;)
痛いっす、恥ずかしいっす、、、(^−^;;)(笑

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