「うぅーーー・・・・ふぁぁ・・、、、、、、、、、、う、、朝、、、、か、、、、
 起きる、、、、かな、、、、、、、」

「おはよ、おにいちゃん」

「ん?なにしてんだ?、、、おまえ、、、、こんなとこで・・・」

「いやだなぁ、、、昨日いっしょにねたでしょ?・・お兄ちゃんなんだか疲れてたみたいだったから・・
 ほんとに覚えてないの?」

「いや、、そうじゃなくて、、、なんでおまえは起きてるのに、
 わざわざいっしょに横になってこっちみてんだ?」

「お兄ちゃんの寝顔を見てたんだよ、」

「んぁ?なんでまた、、、そんなもの見て面白いのか?」

「楽しいよ、とっても、、」

「??変なヤツだなぁ、、、、ほら、起きるぞ」

「はぁい」

そうだ、、、そうだよ、、、、昨日はショッキングだったなぁ、、、
なにせ、、このおれに、、いきなり妹ができたんだよ、、、
しかもその妹にべったりくっつかれちゃって、、、、別にそれはかまわないんだけど、、、

「おい・・・・なにやってんだよ・・・」

「え?なんにもしてないよ?どしたの?」

「なんでトイレの前まで付いてくるんだよ・・・・」

「あ・・まぁ・・いいじゃない」

「いいけどさぁ、、、、、、はぁ・・・」

それにしても、、つかれちゃうよなぁ、、、いきなりこんなにべたべたされるなんて、、
前代未聞だよ、、、、はぁ、、、今日も一日、、、どうなるのやら、、、、

「いってきまーす」
「いってきま〜〜〜す」

「いってらっしゃいさて、おまえ、わたしたちもそろそろいくか」
「そうですね、あなた、あ・いってらっしゃぁい」

「♪♪♪」

「まさか、、、登校中までいっしょとは、、、」

「そうだよ♪だってわたしの通ってる小学校はお兄ちゃんの高校のとなりだよ?」

「そうなんだよなぁ、、、、ふぅ・・・」

「お〜〜〜〜い!!」
タッタッタッタ・・・・・
「なんだなんだぁ?この可愛いこは?こんなちっちゃい子たぶらかすなんて、おもえもやるねぇ♪」

「ンな訳ねぇだろ、、、バカなこといってんじゃねぇよ、、」

「じゃあこの子・・だれだ?」

「ん・・・こいつは・・・」
「お兄ちゃんの妹です、よろしく」

「お・それはどうもご丁寧にこちらこそよろしく、」

「そういうわけだ、、、おまえのいってたアレはこのことだったんだよなぁ、、、」

「そうだったのか、、」
「おっと、そいつなんかぼーっとしてるしまったくきびきびしてないけど、
 やろしくたのむわなぁ」

「はい♪」

「なにやってんだよ、、、、ほら、、いくぞぉ、、、」

「お、そーだな、ちこくしちまう!ンじゃお先!」
タタタタタ・・・・

「やっぱりいつ見ても忙しいヤツだなぁ、、、」

「フフフ、お兄ちゃんのお友達は面白いねぇ」

「そうかぁ?そうなのかもな、、、」

今日も一日学校だ、、ちょっとつかれるけど、、、こんな毎日もいいかもしれ無いなぁ、、
さすがにこの半年の勉強のブランクを取り戻すのはかなりきついが、、、、

「え〜〜、、、、明日は、、休みだ、が、あさってはいよいよまちにまった文化祭だなぁ・・・
 みんな、文化祭のためにゆっくり体を休めてくれたまえ」

(ふぅん、、、あさっては文化祭なのか、、、どうやら、、おれは、、何もしなくても良さそうだな、、、)

「それじゃぁ、またあさってあいましょう!良い休日を」

「キリーツ!レイ!チャクセーーキ!」
キーーーンコーーンカァーーンコォォーーーン

そうだったのか、、、もうそんな季節だったんだなぁ、、
文化祭、、か、、、今年は何か面白いことはあるかな?ま、おれはただたんにけんぶつしてればいいだけなんだけどさ、、、そうだなぁ、、、、一人でぶらつくのも淋しいしなぁ、、日曜だし、、、
あいつでも、、さそうかな、、、

「ん?あそこにいるのは・・・・」

「おぉ〜〜〜い、おにーーちゃーーーん!!」

「げ、、マジカヨ、、、なんで迎えにきてるんだ、、、」

「まってたよ♪さ、かえろ♪」

「はいよ、さっさと帰りましょうか、、、」

おれは部活とかはやっないからな、、いっつもこうやって三時くらいに帰るわけだ、、
いつもは帰宅部の奴らがちらほら見えるくらいでしずかなんだが、、、
これからはそうも行かなくなるかもしれないな、、、、

「ただいまー」
「ただいまぁ!」

「って、だれもいないよね、そりゃあ、」

「まぁな、、、なにせ三時だからなぁ、、だれかいるわきゃないな、、」

「・・・・・」

「・・・・・」

「ねぇ、お兄ちゃん・・・」

「ん?・・・・」

「ふたりっきりだね」

「そりゃそうだろう、、、で?」

「ぅ・・そ・・そんだけ」

「あっそぅ・・」

「ねぇおにいちゃん?」
「ねぇねぇ」
「おはなししようよぉ」
「おにいちゃんったらぁ」

「うるさいよ、、、、」

「えっ・・・・・」
「だ・・・だってぇ・・・ぅ」
「お兄ちゃんと・・グス・・・お話ししたいんだもん・・グス・・」

「う・・・」

「グス・・おにぃちゃぁん」

「あぁぁ・・わかったわかっった・・泣くな泣くな・・お話でも何でもしてやるから、
 いくらでも付き合ってやるよ」

「ほんとに?・・やったぁ!!」

「ハハハ・・・」
「そうだ、おまえ、、あさって・・日曜あいてるか?」

「え?空いてるけど、、どうしたの?」

「その、、だなぁ・・あさって、うちの学校の文化祭なんだが、、
 俺、やること無いからぶらつくだけなんだよね、だからさ、いっしょにまわらないかな〜〜
 とおもって、どうだ?」

「いくいく!ぜったいいくよぉ」

「そうか?じゃああさってだぞ、」

「うん!」

とりあえずオッケーか、、、よし、一人淋しく・・・は無くなったな、
よしよし、やっぱりもつべきものは妹だよなぁ
さてと、、、おしゃべりの相手でもしてやりますかな、、
こんなに人と話したのはどれくらいぶりだろうなぁ、、、
全然話さなかった訳じゃないけど、、、
こんなに長い間ずっと話すなんてかなり久しぶりだな、、ちょっと疲れるけど、
やっぱりこういうのっていいよな、、、おちつくよ、、

ガチャッ
「ただいまーー」
「ただいまぁ」

「おかえりーー」
「おかえりぃ!」

「さぁ、お夕食にしましょうか、ちょっとまっててね♪」

「母さん、速くしてくれよ、わたしはもうお腹がぺこぺこだ、」

「わたしもぉ、ずっとおはなししてておなかすいちゃった」
「俺も」

「フフフ、もうちょっとだけ間ってね、早速兄妹すっかりなかよくなっちゃったわね、」

「そうだなぁ、ハッハッハ結構結構その調子でどんどんなかよくなりなさい、なにせおまえたちは
 兄妹なんだからな」

「そうだね、もっとどんどんお話ししようね?お兄ちゃん」

「ん、ああ、、、」

ああ、今日も一日ごくろーさんっと、、、昨日のうちに荷物の整理は終わらせたから、
今日はちゃんと二階の部屋で寝られるな、、べつにたたみが嫌いってわけでもないんだけどね、
やっぱり自分の部屋で、すごしたいもんだ、

トットットット・・・・・
パタパタパタパタ・・・

「どうした?まさか、、、俺の部屋にまで付いてくる気か?」

「そうだけど、、だめ?」

「ダメじゃないんだけどさぁ、、、」

「ならいいじゃない」

「・・・・・いいけどさ、、、」
「ここが俺の部屋だ、さ、どうぞ、」

「おじゃましま〜〜〜す。ここがお兄ちゃんの部屋かぁ、わぁ。おっきいベットだぁ」

「まぁな、、、寝相が悪かったからな、、落ちないように大きいのをな、、
 今はそんなこともなくなったからちょっと大きいかな、、、」

「ねぇ、おにいちゃん、きょうも、、いっしょにねてもいい?」

「んぁぁ???」

「・・・・・・だめぇ?・・・・」

「い、、、いいけどさ、、、布団もってこないとなぁ、、、」

「いいよ、お兄ちゃんといっしょにお兄ちゃんのベットでねたいなぁ」

「うっそ、、、マジですか?」

「ほんとだよ、ダメェ?」

「・・・・・・・・・いいけどさぁ、、、、」

「ほんとに?やったぁ!じゃぁ、着替えとか、もってくるね♪」

「おいおい、、、同じ家なのになんで着替えなんかもってくる必要があるんだぁ?」

「いいの、お兄ちゃんの部屋にお泊まりするんだもん♪」

「そうですか、、すきにしてくださいな、」

「うん!好きにする!」
パタタタタタタ・・・・・・

「フゥ、、、、、どうしてこうなっちまうかなぁ、、、」

かくして今日もこいつは俺の部屋に泊まることになった、、、
俺といっしょがよっぽどいいみたいだ、、、
まったく、、、いくら兄とはいえ男の部屋にいるってことをもうちょっと分かって欲しいモンだ、、、
べつにいいんだけどさ、、、こまらないし、、、、

「ねぇ?なんでそっぽむいてるの?」

「あ、、、当たり前だろうが、、、おまえ今着替えてんだぞぉ・・・」

「べつにいいよ、見られても全然平気だし♪」

「そういう問題じゃないの、、、」

全く、、、何を考えているんだか、、、、、

「今日はもうねるぞ、ほら、はやくしろ、、」

「はーい、」

「はぁ、、、幸いベットが広いから良いものの、、、電気消すぞ?」

「いいよ」
パチンッ

「おいおい、、、別に狭くもないだろう、、、くっついてくるなよ、、、、」

「いいでしょ、、こうしていたいんだから、、、」

「べつに、、、、、いいけど、、、」

「ねぇ、、、お兄ちゃん、、」

「ん?」

「わたし、、、これからもお兄ちゃんといっしょにねてもいいかなぁ?」

「なにいってんだよ、、、、」

「だめ?・・・・」

「ぅ、、ダメじゃないけど、、、」

「え?じゃあ、、じゃあいいの!!?」

「あぁぁ、、、大声だすなぁ、、、いいですよ!、もう、、好きにしてください!」

「やったぁ!じゃあ、じゃあ、いっしょにお兄ちゃんの部屋に住んでいい?」

「住むってなんだよ、、、、もともとこの家に住んでるだろ、、、、」

「うんっと、、、いつでもこの部屋に来ても良い?」

「、、、、、もういいですよ、、、ここでダメって言ってもどうせ来るだろう?」

「エヘヘ、、、ありがと、お兄ちゃん、」

「・・・・・・・・・・」

「・・・」

「・・・もうねろ・・・・・」

「・・はぁい・・」

はぁ、、、まいにちこうなっちまうのか、、、うすうすそうでないかと思ったんだよ、、、
でなきゃ二日も連続でこんな事頼むわけないモンな、、、、、
なんなんだ?ただの寂しがりなのか?、、それとも、、、、
ま、いっか、、、、今夜はもう眠い、、、、
あさっては文化祭だしな、、、たっぷりねとかないとな、、、、、
おやすみ、、、、、

つづく



今見ると点が多いですね(^−^;)

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