またいつもの夢だ、、、今日こそは、、、今日こそは
元の世界に戻ろう、、、でも、、、少しもどりたくないかも、、、、
いやいや!、、そんな事言ってちゃダメだ!気を引き締めていこう、、
『・・・・・・キラ・・・・アキラ・・』
「はいよ!レイシーちゃん!今日は是非とも帰る方法を聞かせてくれ!」
『・・・・・いいでしょう、教えます、でも・・あなたはそれで良いんですね・・』
「な、、なんでそんなことを?」
『もう、この世界には戻って来れなくなるかもしれませんよ、、』
「う、、そ、、そりゃ分かってるけど、、」
『あの人にも、、ハミルさんにも二度とあえなくなってしまうかもしれませんよ、、、』
「あ・・・・・」
『でも、、わかりません、それはあなた次第なのです、』
「それって、、どういうことだ?」
『あなたが強く願えば、きっともとの世界に戻れるでしょう、、願いの力で
どのようにでもなることができるのです、あなたが、
かえりたい、と強く思えばおそらく帰ることは可能でしょう、』
「つまり、、強く思えば何でもできるんだな?」
『・・・・そうです、これからどうするかはアキラしだいなんです、
それでは、ご健闘をお祈りしていますよ、』
「・・・・わかった、ありがとう!レイシーちゃん!!」
『どういたしまして〜〜』
そして、俺は目が覚めた、、
「ん、、、朝か、ん?ハミルはどうしたんだ?」
バン!
『おはよう!起きたみたいだね!ごはんできてるよ!早く食べましょ』
「うん、、、」
トットットット
よく考えてみたら、、、もうハミルとあえなくなるんだよな、、、
もう、、二度と、、永遠に、
・・・・・
そんなのいやだ!
レイシーちゃんは、、願えば何とかなるって、俺次第だって言ってたんだよな、、、
もうちょっと考えてみよう、、、
『ねえ、どしたの?きょうげんきないよ?』
「うん、、、ちょっとね、、あのさぁ、、ここの世界にきてから、
ずっと夢を見てるんだよ、、」
『ふぅん、、、どんな夢?』
「夢の中に、レイシーちゃんってなのる声が聞こえてくるんだ、、
そのひとが、、色々教えてくれるんだけど、、
きょう、、ついに帰る方法を教えてくれたんだ、、」
『ふぅん、、、、』
「、、、まぁ、、詳しいことはまた夜じっくりと話すよ、、」
『わかった、、、』
「ごちそうさま、、」『ごちそうさま、、』
「今日は、、調べものする必要ないな、、、なんか、、する事あるか?」
『う、、うぅん、、とくに、、ないんだけど、、』
「なんか、、、ないかなぁ、、、」
『家で、、おとなしくしてよっか、、、』
「そうだな、、、」
『・・・・・・』
「・・・・・・」
『ねぇねぇ、、お話ししよっか、、』
「うん、、、」
『あのさ、、、アキラは、、どんなとこにすんでたの?』
「えっと、、、なんて言ったら良いんだろう、、近くというか、、
真ん前にアパートって言う人がいっぱい住んでるところがあったり、、
ちょっといったところに公園があったり、、
なんかあんまり面白いとこではないかな、、」
『じゃあさ、、家族は、、どんなかんじ?』
「うんっとねぇ、、お父さんと、、お母さんと、、爺さんの4人で暮らしてる、」
『兄弟とかは、いないんだ、、』
「うん、いない、一人っ子だよ」
『そうなんだ・・・』
「・・・・・」
『あのさ、、、暇だからお昼寝でもしよっか、、、』
「そうだな、、、」
トットットットット・・・
ガチャ・・・
『寝ちゃおっか、、』
「そう、、だな、、」
バサ・・モゾモゾ・・
『ねぇ、さっきのあれ、話してもらえない?』
「うん、、どうやら、、レイシーちゃんの話によると、、
俺が強く願えば、、元の世界に戻れるらしいんだ、、」
『・・・・・』
「それで、、、元の世界には戻れるんだけど、、、その、、ハミルと、、
もうあえなくなっちゃうんじゃないかって、、」
『ぁ・・・・』
「・・・・・・・」
『・・・・・・・・・・だよ・・・・』
「・・・・・え?」
『やだ・・・・・・ヤダヨ・・・そんなのヤダ!』
「ぅ、、、お、、おれだって、、、」
そのとき、、ハミルが強く抱きしめてきた、、
ギュゥ・・
『離れたくないよ・・・淋しいのは・・ゥウッ・・もう・・ヤダヨ・・・
一人に・・・ゥッ・・しないでよ・・・・・グスッ・・・』
「ハミル・・・」
『アキラァ・・・ウゥ』
アキラはハミルをそっと抱き寄せキスをした・・
チュ・・
「ん・・・」
『ぅん・・・・・ん・・・』
チュ・・チュ・
「ゥウ・・・・」
『ん・・・・ゥン・・・』
そして・・・長いキスがおわったあと、
ハミルはアキラの上にそっとのしかかり、、
そして・・二人の影は・・・重なり・・一つになった・・・・・・・
つづく
次の話は18歳未満観覧禁止なので
18歳未満の方は5話へ飛んでください、一応4話を見なくても
大丈夫なようにはなっています(^−^;)(笑
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